それまで女性の体はエストロゲンの分泌によって、自律神経や免疫のバランスを保っていました。
そのためエストロゲンが欠乏すると体内のバランスが崩れ、更年期によるさまざまな症状が現れます。
その一つが筋肉量の低下です。

閉経を迎える平均年齢は50.5歳。
つまり閉経を迎えた50代は、女性にとって筋肉のターニングポイントなのです。

人間は加齢に伴いだんだんと姿勢が悪くなってしまいます。
その原因は「抗重力筋」が衰えるため。
「抗重力筋」とは、地球の重力に対して姿勢を保つために働く筋肉のことです。

姿勢の良い80代、90代の方を見たとき、実年齢よりも「若い！」と感じませんか？
このように、若さの秘訣（ひけつ）には姿勢の良さがあるのです。

年を重ねると基礎代謝が低下するため、若い頃に比べて食事量は変わっていないのにどんどん太っていく方が多くなります。
以下のグラフをご覧ください。

「エストロゲン」は脂肪の分解を助ける作用がありますが、閉経前後は急激に低下します。
したがって、女性は50代ごろから一層太りやすい体質に変化していくのです。

以下は人間の臓器や筋肉などにおける1日のエネルギー代謝量とその割合を示しています。

このように筋肉や内臓の働きによって安静時もエネルギーが消費されるのが基礎代謝です。
それぞれの重量が大きくなるほど、基礎代謝はアップします。
しかし、内臓の重量を自分の力で自由に大きくすることはできません。

自分の力で大きくできるのは、筋肉（骨格筋）と脂肪組織のみ。
つまり、基礎代謝を増やすには筋肉量を増やせばよいということです。
筋トレをすることで、基礎代謝をアップさせ脂肪の蓄積を軽減することができます。

50代女性は以下のような生活習慣病のリスクも高まります。

・高血圧
・脂質異常症
・糖尿病
・肥満
・心臓病
・脳卒中

筋トレは血圧や血管へ良い影響を与え、糖代謝や脂質代謝の改善効果が期待できます。
正しい方法で筋トレを行い、生活習慣病を予防していきましょう。

閉経は以下のように精神的にも大きな影響を与えます。

・イライラ
・不安感
・不眠
・無気力

ひどいときにはうつ病を引き起こします。
厚生労働省による調査では、女性は男性の2倍程度、うつ病にかかりやすいこともわかっています。

精神の安定を保つためには質の良い睡眠が重要となるのですが、朝までぐっすり眠るためには筋トレが効果的です。
習慣的に行う筋トレが睡眠の質を改善し、精神の安定につながります。

オンラインレッスンですので、交通費も移動時間もかかりません。
インターネットができるスマホやタブレット、パソコンなどがあればOKです。

講師のポーズを見ながら簡単に行うことができます。

仲の良いお友だちと一緒に参加できます。
また、グループレッスンで知り合った新しいお友だちもできるので、互いに励ましあいながら目標を達成することができます。

依然新型コロナウィルスなどの感染症が流行しており、外出を控えている方でも安心です。
運動不足解消に最適です。

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